阿波の土柱 徳島県 阿波市 ニッポンのグランドキャニオン

派手な観光地ではないけれど、一度は実際に見てみたい日本のスポットをご紹介します。
きっと行きたい気持ちになる、大人向けの落ち着いたスポットです。
まだあまり知られていない場所なので、混み合う前にぜひ訪れてみてください。
一生心に残る旅をしましょう。

今回ご紹介するのは、
★ニッポンのグランドキャニオンとも言われている、天下の奇勝・阿波の土柱(徳島県 阿波市)です。

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土柱とは・・・
約100万年前の氷河時代に堆積した扇状地がその後隆起し、雨水の浸食作用を受けて形状された奇勝。
世界的にも珍しい地形で、日本で見られるのは阿波のみです。
阿波の土柱は「土の柱」というより「土の壁」といった迫力です。

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阿波の土柱(あわのどちゅう)は、砂礫層が風雨の侵蝕によって数十の土の柱を出現させた地形で、
断崖に沿って多数の柱状・尖塔状等の土柱が林立している不思議な景観が見られます。
尖った土の柱がニョキニョキっと林立する不思議な景観、これが「阿波の土柱」です!

アメリカのロッキー山脈、イタリアのチロル地方の土柱と並んで「世界三大奇勝」と称されている
「阿波の土柱」。こんなに間近で土柱が見られるのは阿波だけです。
自然が作り出した芸術が見る者を圧倒します。

約120万年という想像できないほど長い歳月と阿波の風土が造り出した、驚異の芸術作品!
まさに、徳島県が世界に誇る奇勝です!この大いなる自然の芸術品をあなたもぜひその目でご覧下さい。
地球の神秘に胸が熱くなること、間違いなしです。

阿波の土柱3.jpg

阿波の土柱は波濤嶽・不老嶽・橘嶽・筵嶽・燈籠嶽・扇子嶽の六嶽より成り、
そのうちの波濤嶽(はとうがだけ)は高さ13m、南北90m、東西50mもの巨大な土の群立で、
1934年(昭和9年)5月1日に国の天然記念物に指定されました。
断崖の右側(南側)には波濤嶽まで遊歩道も整備されていて、土柱を見るための展望台が設置されています。ベンチに座って、その景観美をゆっくりとお楽しみ下さい。
土柱をよく見ると、こんな不毛に思える場所にも植物が根を張っています。
自然による彫刻作品に驚かされると共に、生命力の強さもひと際目立つ、そんな場所です。

更に進むと、なんと土柱の上にも登れるようになっていて、遊歩道を10分ほど歩くと土柱が見える場所まで
登って行きます。
左手に先ほどいた展望台が見えていますが、ここに来ると土柱を上から見下ろす視点になります。
土柱の形も立体的で、先ほどの展望台から見る風景とは全く違うものになります。

さらに上へと登ってゆきます。
切り立つ断崖の隙間から慎重に足場を選んで、土柱を見下ろします。スリル満点です!
そして、頂上の一番奥までやってきました。ここからは土柱の全景を一望できます。
ここから見下ろす土柱の景観は、最も迫力があります。
この遊歩道からの眺めは、変化に富んでダイナミックです。
土柱群のはるか下方には、吉野川が形成した平野も見渡せます。
実はこの土柱も、太古に吉野川によって作られた砂礫層が浸食されて出来たものなんです。
そして、この不思議な地形は今も浸食が続いており、永遠にこの姿を留めることはありません。

阿波の土柱4.jpg

夜間はライトアップされ、闇夜に煌々と照らされた土柱が浮かび上がります。
昼間とは一味違う、幻想的な雰囲気の土柱も必見です!
●夜間ライトアップ/夏季19時~22時・冬季18時~21時

阿波の土柱.jpeg

阿波の土柱には、桓武天皇の時代より様々な人々が観光に訪れました。
昭和31年には「裸の大将」で知られる放浪画家、山下清も土柱を訪れ、写生しています。
また、土柱のふもとには文人たちが土柱を詠んだ句碑や詩碑が立てられています。

★「阿波の土柱」への行き方
 場所 : 徳島県阿波市阿波町桜ノ岡165 
・JR徳島線「阿波山川駅」下車→車で15分
・徳島自動車道・阿波PAから徒歩で10分、 脇町ICから車で約15分




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