
派手な観光地ではないけれど、一度は実際に見てみたい日本のスポットをご紹介します。
きっと行きたい気持ちになる、落ち着いたスポットです。
まだあまり知られていない場所なので、混み合う前にぜひ訪れてみてください。
一生心に残る旅をしましょう。
今回ご紹介するのは、
東洋のチロル 由布川渓谷(大分県 別府市)です。

由布川峡谷は、由布・鶴見連山に源を発し、由布岳と鶴見岳の間を流れる由布川の上流部に位置し、
別府市東山椿から由布市挾間まで深さ20m~60mの切り立ったV字型の断崖の下を
渓流が流れる峡谷が約12km続いています。

さまざまな場所から苔の生した岩肌を40数条の糸のように流れ落ちている滝や、
長い年月をかけて自然の力で曲線美を作り出した滑らかで迫力ある岩肌など、
その美しい景観はまさに自然の造形が誇る芸術作品のようで、
周囲を幻想的な雰囲気で包み込んでいます。

特に、猿渡付近の峡谷の真上に架かる吊り橋は一番のビュースポットになっています。

峡谷には上流から、椿、猿渡、谷ヶ淵の3か所の入口から降りることができます。
椿の上流側には、峡谷両岸の断崖の間に大きな岩が挟まったチェックストーンが見られます。

美しい峡谷で知られるオーストリアのチロル地方になぞらえて「東洋のチロル」とも呼ばれています。
また、大分県指定の文化財(名勝)や「九州百景」の一つにも選ばれるほど素晴らしい景観をもち、
春は新緑、夏は涼、秋は紅葉と四季折々の装いを楽しめ、
自然の豊かさと雄大さを表わす秘境で、たくさんの人が訪れ、別府市と由布市の貴重な財産です。

なお、峡谷へ降りていく猿渡入り口は急勾配の階段が続きますので、足元には十分注意が必要です。

毎年7月上旬の日曜日には、入峡者の安全を祈願して「由布川峡谷まつり」が開催され、餅まきや記念品の配布などのイベントが行われています。

★由布川峡谷への行き方
住所:〒879-5525 大分県由布市挾間町朴木
車:JR別府駅から由布川峡谷まで所要時間:約45分
★お問い合わせは、
由布川峡谷観光協会へ
⇒http://www.yufugawa.com/

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