
派手な観光地ではないけれど、一度は実際に見てみたい日本のスポットをご紹介します。
きっと行きたい気持ちになる、落ち着いたスポットです。
まだあまり知られていない場所なので、混み合う前にぜひ訪れてみてください。
一生心に残る旅をしましょう。
今回ご紹介するのは、
北海道を象徴する広大な原野 コッタロ湿原展望台(北海道 標茶町)です。

コッタロ湿原は、釧路湿原の一部ながら、釧路湿原本体との間に2つの丘陵があるため
別扱いの湿原となっています。
原始河川沼池と低層湿原が広がる「釧路湿原のサンプル」とも言われている湿原地帯です。
太古の自然の姿を彷彿とさせる景観を残す、国立公園の特別保護地区に指定されています。

湿原内の小さな沼にはミツガシワの群落が見られ、タンチョウやアオサギなどの野鳥が観察できので
バードウォッチングにもオススメです。
運がよければ子育てしている丹頂鶴を見られるかもしれません。
氷河期の遺存種といわれるイイジマルリボシヤンマなどの希少なトンボ類を観察することもできます。

コッタロ湿原展望台は、釧路湿原の中でも特に原生の自然をとどめている「コッタロ湿原」を
展望できる場所です。

コッタロ湿原展望台からの風景は圧巻で、コッタロ湿原のほかに、釧路湿原北部と中央部が望めて
地元ガイドさんもオススメの人気スポットです。
展望台には望遠鏡も設置されています。
ヨシ・スゲ湿原の広がりやコッタロ川の蛇行の様子や、無数の小さな沼が散在する様子を
みることもでき、コッタロならではの優しく、緑美しい風景が望めます。

コッタロ湿原展望台は、クチョロ方面に向かって、第1・第2・第3展望台があり、
3か所の展望台から、それぞれ違った湿原の風景を楽しむことができます。
トイレと駐車場は第1展望台のみとなっています。

コッタロ第一展望台は最も素朴な湿原観測ポイントで、駐車場から5分ほどの標高80m程度の
ところにあり、200段以上の急な長い階段を登ればすぐに展望デッキに到着します。

コッタロ湿原展望台付近の道路は、釧路湿原の中を唯一横断している道道1060号(砂利道)ですが、
砂利道で道幅が狭いので、スピードを落として走るなど注意が必要です。
★コッタロ湿原展望台への行き方
所在地 〒085-1388 北海道川上郡標茶町コッタロ
・JR塘路駅より国道391号線を経由し、道道クチョロ原野塘路線を
クチョロ方面に約5㎞、15分ほど
・たんちょう釧路空港から車で約1時間ほど

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