うへ山の棚田(うえやまのたなだ)・兵庫県美方郡香美町





派手な観光地ではないけれど、
一度は実際に見てみたい日本のスポットをご紹介します。
一生心に残る旅をしましょう。

今回ご紹介するのは、

うへ山の棚田(うえやまのたなだ)・兵庫県美方郡香美町 です。

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1000mを超える山に囲まれた但馬にはたくさんの棚田がありますが、
兵庫県香美町の小代区貫田には、
農林水産省の「日本の棚田百選」のひとつに選定されている
「うへ山の棚田」があります。

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「うへ山の棚田」は、標高500mの高地にあり、
全国の黒毛和牛のほぼすべてを子孫とする名牛「田尻」号が生まれ育った、
香美町小代区貫田に位置する棚田です。

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斜面に立ち並ぶ貫田集落を抜けて山中を上がって行くと
右手の道路下一面に棚田が見えてきます。

扇ノ山、陣鉢山、氷ノ山、瀞川山などの山々に囲まれ、
39枚、3.1haと規模はそれほど大きくありませんが、
地すべり地をうまく活用した棚田は、前面に眺望が開けていること、
斜面に畦(あぜ)が幾重にも独特なカーブを描いています。

兵庫県香美町・うへ山の棚田07.jpg

大きく弧を描きつつ谷に落ち込む景観は背後の山並みと調和して美しく
「日本で最も美しい村」連合に加盟している香美町小代区を象徴する
景観のひとつです。

なお「うへ山」という地名は、貫田地区の上にある山間部ということに
由来しています。

全国各地に棚田はたくさんありますが、ほ場整備や休耕などが点在し、
昔ながらの斜面に弧を描く棚田を見られるところは
意外と少なくなっていますが、
うへ山の棚田は休耕田がほとんどなく、昔ながらの斜面に
等高線状に独特なカーブを幾重にも描く棚田を見られる貴重な場所です。
2012年頃には、耕作者の高齢化により休耕田となる予定だった水田を
貫田地区の若者有志が「俺達の武勇田」として耕作しました。
農作業体験や米の直接販売、交流イベント等を通じて都市部の人々に
棚田の意義を伝える活動がおこなわれています。

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山間に広がる絶景は四季により移り変わり、
誰もが心癒される美しい日本の原風景となっています。

まだ周囲の山には雪が残っている4月下旬には、
田おこし・代かきなど田植えの準備が始まります。

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秋には大事に育てたお米を天日干しをする『稲木干し』が見られ、
よりおいしいお米ができあがります。

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寒く厳しい冬には、幻想的で美しい自然を感じる
神秘的な冬の棚田が広がります。

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この辺りは水が豊富で伏流水も多く、
日量1000トンの水が湧くと言われています。

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作付は水稲がほとんどで、昼夜の寒暖差と併せて、
おいしいお米が収穫されています。

小代の人は米作りの手間を惜しみません。
きれいな清流と、この土地、地形で作るお米は『棚田米』として
多くの方に愛されるおいしいお米です。

「うへ山の棚田」は、山陰海岸ジオパークにおける
ジオサイトのひとつにもなっています。


所在地 美方郡香美町小代区貫田

お問合せ 香美町小代観光協会 TEL.0796-97-2250
http://www.ojirokanko.com/
http://www.ojirokanko.com/shizen/uheyama.html

交通手段
●電車:JR八鹿駅から全但バス(秋岡行き)貫田下車徒歩30分
●車:中国自動車道(吉川JCT)→舞鶴若狭自動車道(春日IC)→
北近畿豊岡自動車道(八鹿・氷ノ山I.C)→国道9号線へ。
中国自動車道(福崎IC)→播但連絡道[和田山IC]→
北近畿豊岡自動車道(八鹿・氷ノ山I.C)→国道9号線へ。




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